Final Cut Proで動画を編集して最終的にDVD-Rに焼いてDVDプレーヤーで再生可能なDVDを作成したい時、使用するDVD-Rはデータ用と録画用どちらを使用するべきでしょうか?
この記事ではFinal Cut ProからDVDを作成する場合、データ用と録画用(CPRM対応)のどちらを使用したらいいのかを解説します。
データ用DVDーRと録画用DVDーRの違い
データ用DVD-Rと録画用DVD-Rは同じ物と言われることがありますが、全く同じではありません。
DVDに「MKB」という鍵と、1枚ごとに異なる「メディアID」という識別情報が刻まれており、これらの情報を元に映像データを暗号化して記録し、映像を再生するときには復号化しています。そのため、別のDVDにコピーしても、そのDVDの「メディアID」が異なるため正しく復号化できず再生できません。
https://www.maxell.jp/faq/dvd-faq02_02.html(マクセルのサイトより引用)
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ただし録画用DVD-Rであってもデータ用として使用することはできます。
録画用DVD-Rはデータ用DVD-Rより高い?
インターネット上の情報では
「録画用DVD -Rは私的録画補償金がメディアの販売価格に上乗せされているので高くなる」と記載している記事を見かけることがありますが、実際は補償金の上乗せより売れ筋商品として価格がこなれた方が安くなるようです。
私は別にDVDトールケースを使用するのことが多いので個別ケースがないスピンドルケースを買っています。
録画用DVD-R
データ用DVD-R
まとめ
以前は私的録画補償金が上乗せされていたため、録画用DVD-Rが割高でしたが、現在は販売数の増加で価格がこなれて録画用DVD-Rの方が安くなることもあります。上の見出しでも記載していますがデータ用と録画用の違いは著作権保護機能としてCPRMに対応しているか否かで、DVDメディアとしての記録能力は同等です。
結論を述べますとFinal Cut ProからDVDを作成する際に使用するDVD-Rはデータ用でも録画用でも使用することができます。そして価格はショップによるので、使用目的によって安い方を購入で良いでしょう。