DVDはVHSの次に普及した動画を記録するメディアです。今ではDVDの発表から20年以上経過しており現在の環境では低画質なメディアと言われています。この記事ではDVDが低画質な理由3選について解説します。
解像度が低い
DVDの解像度は720×480ピクセルと規格により定められています。どんな高解像度なカメラで撮影した写真でも動画でもDVDに記録する時点で720×480ピクセルにリサイズされてしまいます。
現在の静止画を撮影するカメラと動画を撮影するカメラの解像度とDVDの解像度を比較すると、DVDの解像度は圧倒的に低いと言わざるを得ません。
ちなみに地上デジタル放送の解像度は1440×1080ピクセル。これをテレビ側で1920×1080に横方向に引き伸ばしてテレビに表示しています。
DVDの720×480の解像度は地上アナログテレビと同程度と言われています。
コーデックが古い
DVDの映像圧縮にはMPEG-2という古いコーデックが採用されています。これは今となっては圧縮率の低い効率の悪いコーデックです。
現在の主流のコーデックはH264./MPEG-4AVCやH265./HEVCと圧縮率の高いものとなっています。
ちなみに、地上デジタル放送のコーデックもMPEG-2です。
モニターの性能が向上した
現在の家庭用の液晶テレビの解像度は1360×768ピクセル〜フルHD(1920×1080)が主流。さらに4K(3840×2160)や8K(7680×4326)の高解像度のテレビもあります。これらの環境の中でDVDの解像度720×480は低解像度であることが一目瞭然です。
DVDはオワコンなのか?
今となっては低画質なDVDですが、オワコンなのでしょうか?
私の答えはNO!
視聴の目的によってはまだまだ活躍の余地はあると思っています。
例えば車でDVDを見る。
カーナビにはほとんどDVDプレーヤーが内蔵されています。録画した映画やドラマ、家庭用ビデオカメラで撮影して編集した動画などを車内で簡単に視聴できます。
自宅以外でDVDを見る。
自宅以外でもDVDプレーヤーやDVDレコーダーは普及しているのではないでしょうか?
例えば自分が住んでいないが両親が住んでいる実家。
孫の動画をDVDに書き込めば簡単におじいちゃんやおばあちゃんに見せることができますね。
まとめ
- 現在では解像度が低く低画質である
- コーデックが古く圧縮率が低い
- モニターの解像度が向上した
- DVDは低画質ではあるがまだまだオワコンではない